
Saito Shigeru
接触回数
吾妻から前橋高校、高崎高校に合格させている齊藤塾です。 接触回数の話。 受験勉強していると、 「こんなに勉強しても、試験に出るのは極わずか。他の知識は受験には使わずに終わる。恐らく一生使わない」 というような、ある種の虚しさに襲われることがあります。 特に、 受験勉強をスタートしたばかりの頃はそのように感じることがあります。 「ほとんどの勉強は無駄に終わる。だって、試験に出るのはほんの一部だから」 というような感覚ですね。 「ほとんど無駄」ということは、勿論ありません。 今日は、その「無駄」という感覚が徐々にワクワク感に変わるという話をします。 それは、 接触回数の問題。 「無駄」は、一度頭に入れたことに「再び出合うことがほとんどない」ということから来る感覚です。 つまり、接触回数があまりにも少ないことから来る感覚なのです。 再び出合うことがなかった、イコール無駄だった、ということです。 これって、 要するに、勉強量の問題でしかないのです。 教科書内容はプロ達が厳選したもの。 一つも、無駄などありません。 勉強量が少ないと、頭に入れたことに出合う機会も少なくなる。 だから、無駄に「感じる」のです。 勉強したことは無意味だった、という感覚ですね。 量を増やすことで、出合う頻度も格段に上がります。 「おお!また出合えたね」という感覚。 これを2、3回繰り返した問題はもう「友達」のようなものに変化します。 距離が一気に縮まった感じ、ですね。 親しみをもって接することができる、という感覚。 「ああ、あの問題はね・・・」と語れるようになった感覚と言ってもよい。 勿論、 このワクワク感だけではなくて、記憶を「漆塗り」することで格段に定着度が増すという経験も嬉しいものです。 量質転化についてはこのブログで何度も取り上げました。 学習の量を増やしましょう。 それだけで、ワクワク感を得られ、知識に親しみを感じ、記憶を定着され、そして何よりも意欲が増しますよ。 学習量が少ないと、これらが全てマイナスに働きます。恐ろしいことです。